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【健康食品】薬機法違反になる表現を回避するための苦肉の策をご覧ください

薬機法違反にならないための苦肉の策 思ったこと
薬機法違反にならないための苦肉の策

前略

去年パァキィッだった人生は、今年になってパキィとなりました!

の館長です。

 

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薬機法違反の表現を回避した結果、今年「パキィ」で去年は「パァキィッ」

「パキィ」

たすくさんがツイートしました
新聞がパキィだよ

「パァキィッ」

たすくさんがツイートしました: 「「津田明夫」で検索すると2019年は「パァキィッ」だったようです。
新聞がパァキィッだよ!

 

北海道の津田明夫さんに、去年は「パァキィッ」、今年は「パキィ」などと言わせてしまうのも、すべては薬機法(旧薬事法)のせい。

「目」とか「視力」などは、薬機法の「身体の特定部位を掲げ、治療効果を暗示する表現であるため不可である」により、表現できません。

いかにそれらの単語を使わずに表現しようとしたか……苦労が偲ばれます。

しかし、「パキィ」はともかく、「パァキィッ」は無理があるでしょうよ。パァキィッと無理があるでしょうよ。

 

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健康食品業界にとってとかく薬機法は “くせ者”

このように健康食品業界は、広告や商品説明をするうえで薬機法には苦労させられます。

『ナットウキナーゼ』にしても……

DHCナットウキナーゼ

およそ察しはつきますが、いったい何のすこやかな「流れ」をキープしたいのやら……?

DHCナットウキナーゼ説明

商品情報の「こんな方におすすめ」を見ても、

「健康値」って何よ?

「サラサラな流れ」って何よ? 春の小川かよ?

……って、ちょっとなに言ってんだか分かんない状態。

こんな、奥歯にナットウキナーゼが挟まったような言い方しか許されないのは、本当に消費者のためになってるのかどうか?

効果に個人差はあるとしても、その効果にエビデンスがあるのなら、ちゃんと表現してくれたほうが使うほうとしてはありがたいはず。

 

かつて僕も薬機法には苦労させられた

実は僕も以前、健康食品の製造販売会社にいまして、主としてECサイトに携わっていたものですから、この薬機法(当時は薬事法)をクリアする表現の大変さは身にしみて知っています。

楽天市場にも出店していたのですが、ある日、楽天から以下のメールが届きました。

平素は大変お世話になっております。
楽天株式会社 ブランド維持活動グループでございます。

この度、当社にて確認させていただきましたところ、貴店モバイル出店ページ
におきまして、薬事法等に抵触する可能性のある表現がございましたので
ご連絡させていただきました。

つきましては、本メールの一番最後に、貴店該当ページのURL及び該当表現を
記載しておりますので、至急修正または削除のご対応をお願いいたします。

対応期限【2010年9月17日(金) 18:00】

対応期限後に当方にてページをご確認させていただき、万一、薬事法等に違反
するおそれのある表記がなされていた場合には、誠に遺憾ではございますが、
楽天市場出店規約第21条第1項(1)の規定に基づき、出店停止(改装中表示)
の措置を講じさせて頂く場合がございます。

http://m.rakuten.co.jp/xxxxxxxxx/i/10000040
抗酸化 生活習慣病の予防 疲労回復 便秘解消 風邪 花粉症

http://m.rakuten.co.jp/xxxxxxxxx/i/10000039
抗酸化 生活習慣病の予防 疲労回復 便秘解消 風邪 花粉症

これは、ローヤルゼリーの40種類、プロポリスの110種類と比較しても他に類を見ない驚異的な種類の多さです。
あらゆる生活習慣病の予防に役立ちます。
短期間の体感としては、体が暖かく感じる・疲労回復・便秘解消・風邪・花粉症などに効果を感じる方が多いようです。

健康食品ECサイトモバイルページ
(当時のECサイトのキャプチャ)

この、「生活習慣病の予防」「疲労回復」「便秘解消」「風邪」「花粉症」が完全にアウトでした。

それはまぁ、覚悟はしていたのです。

してはいたのですが、他はともかく「便秘解消」だけはどうしても言いたかったのです。

だって本当に便秘に対して良い作用があったから。

言いたい効能も言えないこんな世の中じゃ POISON ですよ、まったく。

で、仕方なく以下のように直して対応しました。

健康食品ECサイトモバイルページ

そう、「快便」です。

「快便」すなわち「快い便通」というのは、人それぞれじゃないっすか。

「快い」ことの定義なんて誰も決められない。

この曖昧な表現ならなんとか通してくれるかもしれないと思ったのです。

でも、ダメでした。

もうこの頃にはほとほとイヤになっていました。

便通が良くなることを言えないんじゃ、この商品を売る意味なんてないんですもん!

実際にはここに紹介した以上にやり取りをし、ダメ出しを食らっていました。

もうここだけにかかずらってもいられません。

最後の最後に、以下のようにして切り抜けました。(切り抜けてないと思う)

健康食品ECサイトモバイルページ

そう、「和田勉」です。

なにそれ? です。

もうね、読み手に委ねるしかなかったのです。

「和田勉? なにそれ? でも “ベン” って付くからきっと便通関係ね!」と解釈してくれることに望みを託したのです。

結果、これ以上の直しは要求されなかったと思います。

そりゃそうでしょう。薬事法(当時)に違反してるわけじゃないんですから、和田勉は。

お客様からの指摘もありませんでした。

そして商品はそれ以後よく売れました。

和田勉のおかげです。

……以上、残念ながら実話です。

当時の資料が残ってたことには驚きました。キャプチャとかメールとか。

楽天とのやり取りの証拠としてすべて保存しておいたのが功を奏したと言えましょう。

ってか、どこが何に “功を奏した” のかさっぱり分からないですけど。

 

まとめ

まとめなくていいまとめ
  • 薬機法のせいで言いたい事も言えないこんな世の中じゃ POISON
  • 表現を規制することにより「サラサラ」だの「パキィ」だの「パァキィッ」だのと言わねばならないことが、本当に消費者のためになるのか?
  • いくら規制されてるからといって「パァキィッ」はないだろ!
  • 困ったときの和田勉。
  • 和田勉は売り上げによく効く!
ひで爺
ひで爺

だから「効く」とか言っちゃいけないんだってば

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ホッピーを飲みながら猫をモフっているときが至福の時だと思いますがそういう状況になったことがありません。世知辛い世の中ですね。

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