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「おいしいのは」CMを見て八幡屋礒五郎の七味唐辛子を買うのをやめた

八幡屋礒五郎 思ったこと
八幡屋礒五郎CM観て買うのやめた

前略

1の次がいきなり7なんて、ちょっと乱暴じゃないですか?

の館長です。

だいたいどこの売り場に行っても一味唐辛子と七味唐辛子しか置いてありません。

僕は六味唐辛子が欲しいんです!

七味唐辛子から麻の実を抜いた「六味唐辛子」が欲しいんです!

 

今度、「お客様の声」に書いておこうかな~?

お客様の声

 

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うちは七味唐辛子の消費量がスゴい

七味唐辛子はお好きですか?

僕は好きです。

というより、たいていの料理になくてはならないものとなっています。

いえ、そればかりか、ときには七味唐辛子単体でおつまみ代わりにすることだってあります。

それゆえ、うちの七味唐辛子(乾燥トウガラシ)消費量は、マレーシアに次いで世界第5位の高水準です。

「うちの」と言いましたが、うちの消費量のうち僕ひとりが99.9%を占めるので、実質、僕が世界第5位と言っていいでしょう。

館長 as Number 5

 
そんな世界第5位の僕が愛してやまなかった七味唐辛子が、日本三大七味唐辛子の一つ、「根元 八幡屋礒五郎(こんげん やわたやいそごろう)」です。

 

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日本三大七味唐辛子といえば?

日本三大七味
日本三大七味唐辛子

「日本三大七味唐辛子」といえば、

  • 東京・浅草のやげん堀
  • 信州・善光寺の八幡屋礒五郎
  • 京都・清水の七味家本舗

以上の三つというのが定説となっているようです。(諸説なし)

 

八幡屋礒五郎を愛していた

うちは信州ですから当然なのかもしれませんが、物心ついたときから食卓には八幡屋礒五郎の七味唐辛子がありました。

八幡屋礒五郎で育ったんですから、そりゃもう、口が八幡屋礒五郎です。

かけすぎたときなんかは、そりゃもう、尻の穴まで八幡屋礒五郎です。

 
八幡屋礒五郎以外の七味を受け付けないわけではありません。

三大七味で言うと、京都だけは味わったことがないのですが、浅草のやげん堀では何度も買いましたし、自分好みに調合もして楽しみました。

それはそれは最高に美味しい七味唐辛子が味わえたものです。

しばしそのように他の七味も使ってはみるんですが、けっきょく八幡屋礒五郎に戻ってしまうのです。

七味自体の味が好きというのはもちろん、やっぱり郷土愛もそこには深く根差していたのでしょう。

2008年3月大門町店新装開店

2008年3月 大門町店 新装開店

2008年3月に、本店である大門町店が新装開店した直後にも、お祝いがてら伺ったものです。

 

それほどまでに愛してやまなかった八幡屋礒五郎ですが、別れは突然やってきました。

数年前にテレビで八幡屋礒五郎のCMを観て、かなりのショックを受けたのです。

 

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは◯◯です篇」

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です」篇

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です」篇

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、カレーです」篇

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、カレーです」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、カレーです」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、カレーです」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、カレーです」篇

 

現在、動画は公開されていませんが、CMには以下のバージョンもありました。

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、きのこです」篇

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、きのこです」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、きのこです」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、きのこです」篇

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です」篇 別バージョン

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です Aタイプ」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です Aタイプ」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、お蕎麦です Aタイプ」篇

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、ラーメンです」篇

八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、ラーメンです」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、ラーメンです」篇
八幡屋礒五郎TVCM「おいしいのは、ラーメンです」篇

 

TVCM「おいしいのは…篇」を観てから八幡屋礒五郎の七味唐辛子を買うのをやめた

以上のCMを観ると、ほとんどの人は、
 

有識者
有識者

「七味はあくまでも脇役」という、薬味としての立場をわきまえていて、その謙虚さがいいね!

 
という感想になるようです。

僕だって、これらのCMの企画意図がそこにあるということぐらいは分かってます。わからず屋礒五郎じゃないんだから。

分かったうえで、悲しくなった。

きっと表現の仕方にあると思いますが、だったらストレートに「主役はお蕎麦です」とか、「名脇役でありたい」「引き立て役に徹しています」「キミがいてボクがいる」とか、なんか別の言い方ってものがあったんじゃないかと。(←これらの例は凡庸ですが)

前述のように、僕は物心ついたときから八幡屋礒五郎に親しみ、それを「おいしい」と思ってずっと味わってきたわけです。

それなのに、その「おいしい」と思ってる七味が、いま味わってる食事の「おいしさ」の構成要件ではなく、おいしいのは「お蕎麦です」「きのこです」「ラーメンです」なんて言われると、僕の七味人生(そんなものあるのか?)が、まるごと否定された気持ちになるのです。

乱暴なセリフに置き換えてみますと……

「え!? まさか七味がおいしいとでも思ってたんか?」
「バカ舌だなぁ、おいしいのはお蕎麦なんだよ!」

って言われた気分……。

 
八幡屋礒五郎がおいしいから、八幡屋礒五郎が好きだから、僕はずっと八幡屋礒五郎をかけてきた。

料理にかけるときだって、「この七味がおいしいんだよなぁ」と思いながらかけてきた。

七味なら何でもいいと思ってかけてきたわけじゃない。

ところがだ。

七味がおいしいだなんて勘違いも甚だしい! とばかりに、「おいしいのはお蕎麦です」ときた。

七味なんてどれを使ったって変わらん! とばかりに断言してきた。

なんだったら七味なんかなくてもいい! とばかりに言い放ってきた。

僕が八幡屋礒五郎にこだわってきた歴史と思い入れを、ひと言で蹴散らした。

 
でもさ、たとえば僕が自分で丹精込めて七味唐辛子を作り上げたとしてさ、それを誰かがお蕎麦にかけて食べて「おいしい!」って言ってくれたとするでしょ。

それをさ、「いやいや、なに言ってんの? おいしいのは蕎麦だよ!」とは、僕自身言えないし、誰かにも言われたくないじゃない。

自信を持って作ったのであればあるほど、そんなこと言えないし言われたくないじゃない。

だからさ、このCMは、八幡屋礒五郎をおいしいと思って使ってきた人の信念を毀損すると同時に、八幡屋礒五郎で一所懸命においしい七味唐辛子を作ってきた職人さんの信念をも毀損するものだと思うんだよなぁ……。

 
もっとも、こんな受け取り方をするのは僕ぐらいなものなんでしょうし、僕以外の人たちはCMの企画意図どおりに受け入れて平和な七味人生(だからそんなものあるのか?)を送っていることでしょう。

みんなはそれでいいんです。

ただ、僕は思いがけなく大きなダメージを受けた。

いったい僕は今まで何をおいしいと思い、何を好きこのんで買ってきたんだか!

 
――そんな気持ちにさせられたのでね、僕はそれ以来、八幡屋礒五郎は買っていません。

こないだ善光寺に行ったときも、店の前は素通りしました。
かつてなら絶対に飛び込んでいたでしょうけど。

おいしい七味屋に行ってる暇があったら、おいしい蕎麦屋に行けってことですもんね。

 
でももちろん、長い付き合いでしたから、未練タラタラ フグ田タラオです。

八幡屋礒五郎の容器
八幡屋礒五郎の容器

今でもこうして、八幡屋礒五郎の容器だけは使い続けており、中身はエスビーの七味を補充しています。

1g あたりの価格は、八幡屋礒五郎が約31円、エスビーが約10円です。

おかげさまで、うちの家計に占める七味唐辛子費は3分の1にまで抑えることができました。

せめて、この節約をCMによる恩恵と受けとめることで未練を断ち切って、これからの我が七味人生()を歩んでいきたいと思います。

ありがとう、八幡屋礒五郎。

さようなら、八幡屋礒五郎。

 

ひで爺
ひで爺

七幡屋礒四郎の六味唐辛子が見つかるといいよな

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ホッピーを飲みながら猫をモフっているときが至福の時だと思いますがそういう状況になったことがありません。世知辛い世の中ですね。

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