前略
漠然と、『古畑任三郎』はもう1回くらい観られるんじゃないかと思いながら、気づけば10年あまりが過ぎてました……
の館長です。
俳優の田村正和さん死去 77歳
田村正和さんが亡くなった。
77歳。
まだ早い気はするけど、70歳を過ぎてからの急な衰え方は、悲しいやら解せないやらで、特に最後の主演『眠狂四郎 The Final』のインタビューを見たときは、「これはもう二度と、役者・田村正和は見られないな」と、僕は覚悟をした。
覚悟はしていたけど、訃報を聞いた日は泣いた。
ご冥福をお祈りします。
田村正和主演ドラマ、どれが1番好きですか?
田村正和主演のドラマというと、すぐに挙げられるのが以上のタイトル。
もちろん僕も、特に『古畑任三郎』には夢中になった。
『古畑任三郎 vs SMAP』のときのSMAPはとても印象深い。
メンバーみんながみんな、なんというか飢餓感のある鋭利な雰囲気で、こんなオッサンでさえ惚れたものだ。
尖ってる。 ほんと尖ってる。
SMAPといえば……
犯人に手を上げない古畑が、思わずキムタクを叩くシーンでは、観てる僕のほうが体がビクッとなって、恥ずかしい思いをしたのをよく憶えている。
◆
そして『ニューヨーク恋物語』では、あれ。
あのシャンプーシーン。
多くの女性が「私もあんなふうに髪を洗ってもらいたい!」と熱望したように、僕だって「いつか好きな女性の髪をこんなふうに洗ってあげるんだ!」なんて妄想したものだ。
妄想ばかりしつづけて年をとってしまった。
今このシャンプーをやったら、「老老介護ですか?」と言われかねない。
年はとりたくないものだ。
◆
どのドラマも間違いなく素晴らしかった。
でも、僕の最も思い出に残っているドラマは、『過ぎし日のセレナーデ』なのだ。
毎回、観ていて胸が苦しくなった。
ネット上を見渡しても、この『過ぎし日のセレナーデ』のタイトルをあげている人がホントにいない。
僕が観測したところでは、たった1人だった。
その人とこのドラマについて熱く語り合いたい……なんて思ったけど、いざドラマの内容を思い出そうとすると、これが実におぼろげで情けない。
改めて Wikipedia を見てみたんだけど、それでも「あれ? こんな人、出てたっけ?」なんてありさま。
今でこそそんなありさまだけど、当時は観るたび悲しくて切なくて苦しくてやるせなくて、観たら1日中『過ぎし日のセレナーデ』で頭がいっぱいになるくらいだったのだ。
もう今では『過ぎし日のセレナーデ』に夢中になってた青かったあの頃を「過ぎし日」として回顧するだけの歳になってしまった。
機会があったらぜひ観てみてください。
そしてこのドラマのテーマ曲『愛されてセレナーデ』もとてもいいので、僕とカラオケに行ったら、ぜひ歌ってください。 何度でも歌ってください。 延長料金は払ってください。
何だよ、「任座風呂」って。(笑)
どこよりも早く訃報を伝えたいのは分かるけど、風呂くらい出てからにしろし。
それに古畑任三郎には「風呂」は似合わないと思うんだ。
どうしても風呂にしたいんなら「任座バス」が精一杯。
何だよ、「任座バス」って。
そこは「任座シャワー」だろ!
プロフィール
館長と申します。
ホッピーを飲みながら猫をモフっているときが至福の時だと思いますがそういう状況になったことがありません。世知辛い世の中ですね。
こまかい話は下記に。
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