前略
このままじゃ、一生紅白を観ることになりそう……
の館長です。
◆
世間、というか、紅白をよく思っていないメディアとかが「紅白はオワコン」みたく言うじゃないですか、毎年毎年。
それに影響されるわけでもないですけど、僕の中でも「今年こそ、紅白は観ないかもしれないな」なんて思うわけです。毎年毎年。
でもやっぱり、敵もさる者(敵じゃないけど)、どうしても観たくなる出場者を放り込んでくるんです。毎年毎年。
その結果が、このような “生まれてから今まで紅白を観ずに過ごした大晦日が無い” というジジイの一丁上がりなのです。
このぶんでは、なんだかんだ言いながら一生紅白を観て、今わの際に
「結局、観てしまったね、紅白……」
と言って死んでいきそうです。ナム~。
前回「2020年 紅白歌合戦」について書いた記事はこちら!
【オープニング】第74回 紅白歌合戦が始まった!
居眠り中の あのちゃん を起こすことから始まった2023年の紅白歌合戦。
さすがこの年の覇者のうちの1グループと言える「新しい学校のリーダーズ」。
オープニングでもけっこうな尺をもらって目立っていた。
2023年のテーマは「ボーダレス―超えてつながる大みそか―」
もっとも、僕自身は紅白歌合戦を観ながらテーマなんて意識したことは一度もないんだけど。
そして司会の3人が登場。 なぜか吊り下げられて登場。
「高いところからすみませーん」と有吉弘行。
初っぱなから「司会者」と「出場者」との明瞭な「ボーダー」を見せつけられて、半笑いになった。
NHKってこういう自家撞着な冗談が好きなようですね。
その昔、2017年の紅白歌合戦では――
こんな “冗談” も披露してましたし……。
【前半】第74回 紅白歌合戦 前半戦
さすが、若いとはいえ、もうベテランの域に達している人たち。肝が据わってる。
大舞台であろうと、まったく普段どおり(もしくはそれ以上)のパフォーマンスを披露。
もうちょっと長く観ていたかったな。
ただ、SUZUKAの前髪と眉毛だけには「どうしたん?」って僕らちょっと目を丸くしたけど。
NewJeans も首振りダンス!
ほんとに紅白に出るんだ! ってこのときやっと実感した。
Mrs. GREEN APPLE の面々も見事に踊る。
てか、この方々ってこんなにダンサブルなチームだったっけ?
今回、思わぬところが話題になってしまいました。
この場面
JO1の白岩瑠姫が浜辺美波にハイタッチをしようとするも気づかれなくて、なんとなくごまかしつつ普通を装うところ。
これを翌日、ジェラードンのかみちぃがさっそくモノマネ。
本番ではそんなニッチなシーンなんて見逃していたので、かみちぃのおかげで初めて観ることができた。ありがとう!
まず、うちの家族間では、鈴木雅之と橋本環奈の間に見える人のこと「(品川庄司の)品川祐じゃないの?」と大騒ぎ。
けっきょく歌い終わるまで分からなかったので、この問題はあとまで持ち越すことに。
さて、『め組のひと』だけど、これを聴くと僕はもう、あのときのほいけんたばっかりを思い出すようになってしまった。
「千鳥の鬼レンチャン」でのほいけんたの歌唱。
ノブが言うように「めッ!」じゃなくて「ふ」。
もはや『ふ組のひと』(笑)
名前は知ってたし、その人気ぶりも知ってたけど、どんな人たちがどんな曲を歌い踊るのかは見たことがなかった。
紅白で初めて観て聴いて、ちょっとクセになりそうな曲だったので、あとでYouTubeを観てみた。
そしたら、あの THE FIRST TAKE で、しかも日本語バージョンを歌ってることに驚き!
そこでメンバーに「バンチャン」という人がいることを知った。
「バンちゃん」ならうちにもいるぞ!(うちのはただの酒乱妹だけど)
で、さらに驚いたのは、低く太いイケボで歌ってるの、誰かと思ったら、とてもそんな声を出すようには見えない、きれいな顔したフィリックスという人だったこと。
こりゃカッコいいわ。惚れるわ。
これであの声だもん、いつもより余計に惚れるわ。
みんなキャーキャーウェイウェイ騒ぐのも分かるわー。
気づけば16回目の出場。
もはや大御所感のある安定のPerfume。
何年も前から変わらず、僕はのっちばっかりを目で追っていた。
何年も前から変わらず、気持ちの悪いジジイです。
観てる人たち、何に向かってペンライトを振っているのだろう?
こういった、“そこに居ないのに、居る体で観る” のは、過去には GReeeeN なんかもそうでしたっけ?
この場合、試されるのは会場にいる審査員や観覧者のほうで、“虚無” のステージに向かって盛り上がりを見せなければならない。
何も無い空間を、あたかも何かがあるかのように見てる様は、猫で言うところのフェレンゲルシュターデン現象だ。
人間版・集団フェレンゲルシュターデン現象が起きていると言ってもいいだろう。
その場の空気感はどんなものだろうか?
実際に会場で観た人にぜひ聞いてみたい。
うちでは、この天童よしみは合成じゃないかという話題でもちきり。
過去に中継で出演した記憶がないことや、なんだか背景から浮いてるように思われたためだ。
今回、演歌はなかなかまともに歌わせてくれないね。
この人も今回初めて拝見・拝聴。
最初、遠目で見たときは又吉直樹かと思った。
でも、東大文学部卒だっていうから、そのうち小説も書き出すんじゃないかと思ってる。
そしたら、ほとんど又吉直樹と言ってもいいんじゃないかな? よくないな。
長屋晴子さんはカッコいいから好きです。
高校生吹奏楽部&チアリーディング部とコラボしたけど、危なっかしくて見てられないから、こういうところではヤメてほしいのだ。
もう何度も言ってるけど、欅から櫻に変わっても芸風が変わらないなぁ、というのが僕の印象なので、欅の芸風が苦手だった僕としては見ていて楽しくはない。
今回はテレビに向かって「顔、見えてませんよ!」とささやくのが精一杯。
QRコードを読み取るのに必死で何がなんだか分からなかった。
あげく、QRコードは読めずじまい。
あのちゃん、出始めの頃はとても苦手だったけど、だんだん好きになってきて、紅白ではすっかり “観たい演者” になっていた。
やっぱり、何らかの才能ある人は、目立つ場所に出てくるもんですね。
今回の紅白での歌唱では――
ここ!
「ロープを引きなよ~♪」の直後に出る、小さな悲鳴にも似た「アッ!」って声。
これが良くて良くて、もう何回もモウマンタイも繰り返し聴いとるわけです。
オーディション『THE FIRST』はたまに見てたけど、さすがに勝ち抜いてきたメンバーだけあって歌もダンスも素晴らしいですね。
今回の1カメでのパフォーマンスは、おじさんはちょっと酔いそうだったけど、迫力と臨場感たっぷりで実に良かったと思うよ。
なぜ JUJU ねえさんが今、ここで、この歌? という疑問はあったけど、もちろんお上手だから心地よく聴いていられる。
でも、ねえさんにはねえさんの歌がある。
NiziU には今まであまり興味がなかった。
むしろプロデューサーである「餅ゴリ」こと J.Y. Park ことパク・ジニョンのほうにこそ興味があった。
NiziU を生んだオーディション番組「Nizi Project」での餅ゴリの様子を、おばたのお兄さんがモノマネするようになってからは、余計に餅ゴリ見たさに番組動画を観るようになったけど、肝心の NiziU たちには、なおもあまり目は向かないままでいた。
ところが、だ。
去年(2023年)の年末に、僕のわりと(血縁的に)近くて、(心理的に)遠い人物が、NiziU の『Make you happy』をカラオケで披露したことをきっかけに、僕の “NiziU 観” が大きく変わったのだ。
いや、さっき「披露した」と言ったけど、正確には「披露しそこねた」だ。
歌ったはいいが、餅ゴリがキューブで殴りたくなるような出来で、観衆を爆笑の渦に巻き込むに終わっていた。
その後ほどなく、リベンジと称して僕はまたもや聴かされた。
これほどまで NiziU に満たない MiziU(未ジュー)を SiziU(始終)聴かされると、僕の中の NiziU が MiziU のままで止まってしまう!
そんな焦りと、NiziU への申し訳なさから、僕は初めて真剣に NiziU の曲をいろいろと聴いてみた。
そうしたら、とてもいいじゃありませんか!
認識を新たにした僕に、今回の紅白は実にうってつけだった。
今回 NiziU が披露してくれたのが、原点に帰った『Make you happy』だ。
やった! これで僕の中に巣食った MiziU を、NiziU で上書きできる!
そう思って、居ずまいを正して NiziU のパフォーマンスに見入ったのだった。
今になって改めて観る『Make you happy』は、緊張の中にもほどよい “こなれ感” があって、とても素敵だった。
僕はまだ NiziU のメンバーの名前をすべては覚えてない。
最初っから知っていたのは、RIMAさんひとり。
RIMAさんはメンバーの中でもとりわけ蠱惑的な印象。
前から「顔が強い」と思ってた。
僕の思う「日本三大 “顔が強い” 女性芸能人」は、
・広瀬すず
・今田美桜
・RIMAさん
です。(異論は認めるが聞く耳持たない)
RIMAさん、クールでスマートなイメージが先行していたけど……
音楽番組「ショー・チャンピオン」で NiziU が1位を獲得したときは大泣きしていて、意外だったけど僕の中の好感度は急上昇した。
もっとも、それよりなにより、RIMAさんはご両親(離婚済)がともに芸能人ということで、早くから注目を集めていたけど……。
ルックスは母親(中林美和)ゆずり。
ラップは父親(Zeebra)ゆずり。
(逆じゃなくて良かったね!)(失礼!)
餅ゴリからも「Nizi Project」で、「あなたは才能に溢れる子」「肩の力を抜いて十分。すでに特別な子」と絶賛されてたから、今の姿はあるべくしてあるのかもしれない。
父のZeebraは、不倫報道され謝罪した折には、「自分は何を言われても構いませんが、こんな父親でも貶されるのは辛いと言ってくれる優しい娘の気持ちを汲んで頂けたら幸いです」 とツイート。
このことからも、RIMAさんが心優しい人に育ったことが窺え、餅ゴリが「人柄も採用条件」としていた NiziU の一員になったのも納得の話。
その父・Zeebra こと横井英之氏だけど、僕の年代からすると、あのホテルニュージャパン火災事故で実刑判決を受けた横井英樹の孫ということがかなり強烈なインパクト。
もちろん、横井英樹がどんなに悪だったとしても、その孫には何の罪もないのは言うまでもないけど、あの事件が激烈に鮮明に記憶に残っている者としては、そのたびに思い出すことは避けられないでいる。
Zeebraご本人もかつてこんなツイートをしていた。
運命であることは揺るがしようのないことだけど、そんな運命の中で自分の力でのし上がり、さらに「NiziU の RIMA」をこの世に誕生させてくれたことに、僕は敬意を抱いている。
そんなこんなのネガティブな背景を感じながら、でもけっしてそれが気の毒だからといった理由など微塵もなく、僕は NiziU では RIMAさんイチオシといたしましょう。
でも僕は、グループは箱推しが基本であり、ひとりのメンバーは他のメンバー無しではメンバーたり得ないとまで思っているので、以上のことは僕の FuziU(不自由)な頭で KuziU(苦渋)の選択をした結果だと思っていただきたいのです。
IVEの一番のライバルだと思っているだけに、いつも注目はしている。
ライバルと思っているからといって貶める気は毛頭なく、むしろ好きだしずっと活躍していってほしい。
特に KAZUHA が好き。すべてが理想的。
正直なところ僕はかつては SAKURA こと宮脇咲良のことは嫌いだった。(ごめん)
でも今では尊敬している。
HKT や AKB時代の “残滓”(言いかた悪いけど)だけでもタレントかなんかで十分やっていけた気がするのに、「IZ*ONE」での活動を経て「LE SSERAFIM」と、わりと茨の道を選んで進んでいるように感じる。
何が彼女をそこまで突き動かしているんだろう?
まぁ、本人は「茨の道」だなんて思ってなくて、楽しいから、夢中になれるからやってるんだろうけど。
その結果、SAKURA(宮脇咲良)の紅白歌合戦は――
2012年(平成24年)第63回紅白歌合戦に AKB48 として出場
2014年(平成26年)第65回紅白歌合戦に HKT48 として出場
2016年(平成28年)第67回紅白歌合戦に AKB48 として出場
2017年(平成29年)第68回紅白歌合戦に AKB48 として出場
そして、
2022年(令和4年)第73回紅白歌合戦に LE SSERAFIM として出場
2023年(令和5年)第74回紅白歌合戦に LE SSERAFIM として出場
と、3グループでの出場となったのは、わりと偉業だと思ってる。
日本での人気に甘んじず、韓国での反感・逆風を乗り越えて、自身にとって「人生最後のアイドルグループ」と語る LE SSERAFIM での宮脇咲良の活躍を、おじさん、陰ながら応援するよ。
いやもう、ほんと勘弁してほしい。
吉村も安村も山内惠介もみんな好きだけど、ここで集まるのは勘弁してほしい。
歌の最中だってのに、スタジオの有吉からツッコミ入ったりしてんじゃん。
今回、演歌はなかなかまともに歌わせてくれないね。
ワイだって平常心で暮らしたいよ。
『おひとりさま天国』って、歌詞を見るとなんだか数年遅れてる印象を受けた。
今、現時点って、少し別のフェーズにあると思うんだ。個人の感想に過ぎないけど。
いくらヒロミゴーが実年齢より若いからって、あんまり無理はさせないでもらいたい。
ブレイキンは若い人に任せて、ヒロミゴーはやっぱりジャケットプレイだよ!
このランキングにない、新しいジャケットプレイでも披露してくれたほうが、ずっとありがたい。
ちょっと僕には向いてなかった。
miletは一昨年(2022年)までのほうが良かったなぁ。(僕にとって、です)
「セブチ」と呼ばれ大人気だってことだけは知っていたけど、しっかり観るのも聴くのも初めて。
「私は花」のフレーズは、この日本の大晦日、紅白歌合戦の場でよりいっそうキリングパートとなっていたように感じた。
なんでも、司会の浜辺美波はファンミに行くほどのセブチファンだそうだけど、この紅白では恐ろしいほどまったく、別人かと思うくらいいっさい、そのことには触れなかった。
何かへの忖度なのか?
それとも記憶を失くしていたのか……?
曲の速度とドミノが倒れていく速度が一致していて、これは綿密に練られているなぁ、と感心した。
感心はしたけど、ヤメてほしい。
僕は水森かおりの演歌を聴きに来ているんだ。
ワイプの有吉の大笑いだって、「成功して良かったね」の笑いじゃなくて、「アホなことやってんな」の笑いだと思うよ。本心は。
今回、演歌はなかなかまともに歌わせてくれないね。
濱家にはすごく感心した。
難なく、そつなく、緊張した様子もなくこなしていた。
かえって生田絵梨花のほうが緊張してるかのように見えたくらい。
とはいえ、生田絵梨花はできる子って分かってるから安心はしていたけど……。
お二人とも誠にお見事でした。
実に玉置浩二らしい曲だった。
大泉洋は、ここ数年の紅白貢献へのご褒美で歌わせてもらったのかな?
歌ではないところでの活躍のほうが見たいな。
プロフィール
館長と申します。
ホッピーを飲みながら猫をモフっているときが至福の時だと思いますがそういう状況になったことがありません。世知辛い世の中ですね。
こまかい話は下記に。
自己紹介
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