夢グループと僕～通販商品からコンサート、CD、もなか、石田社長まで

前略

夢 こんにちは！

の館長です。

夢グループは好きですか？

石田社長と所属歌手である保科有里のCMでおなじみの「夢グループ」。

 

甘えた口調で社長に値下げを “おねだり” する保科有里の、いかにも愛人然とした佇まいがかえって注目され、有名になった感があります。

 

でも、愛人然としてるのは放送されてる部分だけで、それ以外では愛人というよりむしろ鬼嫁っぽいということが、このNG動画を見て分かりました。

社長！ そんなにうなだれるな！

 

まずCMを観て、みんなの「夢グループ」に対する好き嫌いが分かれたと思います。

僕の周囲では嫌った人のほうが多かった。

ネット上でも同様の感触でした。

でも僕は最初っから好きになりました。多くの場合だいたいそうです。変なものばっかり好きになる。

とはいえ、その後はだんだんとみんなの態度も変わりましたね。

それは「慣れ」なのか「諦め」なのかは分かりませんが、時がたつにつれて「夢グループ」に対するみんなの忌避感は、徐々に和らいでいった印象があります。

　
僕は最初のころはただCMを見てはニヤニヤして、たまに2人のかけあいのマネをしてみたりするくらいで、それ以上の「夢グループ」との関わりはありませんでした。

でも、そのうちだんだんと、着実に確実に、僕の生活に「夢グループ」は入り込んできたのです。

 

【夢グループ】通販商品と僕

夢グループといえば通販が本業です（よね？）

でも、ネット上を見ても、実際の声を聞いても、夢グループの商品に対する良い評価は残念ながら無きに等しいと感じます。

「安かろう悪かろうじゃしょうがない」「情弱をダマしてるんじゃないか？」などの批判も目にします。

実際に購入してみて使い物にならないと感じた人たちが怒るのはごもっともです。

その人たちにとっては夢グループの印象は良くないでしょう。

　
いっぽう僕は、夢グループの通販商品には最初っから期待はしていないのです。

良いモノが1万円ぽっちなわけがない。2つで4,980円ぽっちなわけがない。

「いやいや、だったらそんなの売るなよ！ 売るかぎりは1万円だろうとちゃんとしたモノを売れよ！」というご意見もごもっとも。

　
でも僕は、

「こんな安い価格で、こんな良い商品！……だったらいいな！」という “夢” を買うところ、それこそが夢グループの通販――

そういうとらえ方をしています。

仮にもモノを売る会社について、そんなとらえ方などありえないと考える人もいるでしょう。

これは僕の偏った解釈だとは認識しているので、どうかご容赦願いたいところです。

これは買ったわけではありません。

知り合いが買ったのを、試しに数日のあいだ借りたのです。

まぁ、そこそこの動作音。

そして、控えめすぎる冷涼感。

これもやはり、「安くて小さくて電気代もかからずに暑さがしのげる商品……があったらいいな～」という “夢” を見させてくれる商品、まさに「夢卓上クーラー」でした。

これは、母の友人が購入しましたが、その人は一度も使わずに別の掃除機を購入。

不要になったので、母に5,000円で売りつけた（言い方）、といういきさつです。

なんつーか、ご長寿たち、みんな好き勝手やってるなー。 そこに夢はあるのかい？

うちには3台くらい掃除機がありますが、それらはことごとく “重い・うるさい・吸わない” の三拍子そろっていて、なんでもいいから新品が欲しかったという動機もありました。その動機につけこまれたわけです（言い方）。

やや遠慮ない動作音。

そして、やや遠慮がちな吸引力。

でもこれは掃除機全般に言えることだと思います。よほど高価な掃除機でないかぎり。

僕も人生で何台もの掃除機を使ってきましたが、「音が静かで強い吸引力」の掃除機なんてフィクションだと思っています。

もちろん、高価な掃除機を使ってないせいもあるでしょうけど、「高価な掃除機」という選択肢がそもそもありえないのでしょうがない。

諸条件を勘案すれば、「夢コードレスサイクロン」は十分使える掃除機だと思いますよ。

それに、僕にしてみれば夢グループの商品の「性能」というのは、オマケみたいなものです。

本質は「コミュニケーションツール」なんです。

「夢グループのアレ、どう思う？」「買ったの？」「買ってどうだった？」「やっぱダメ？」「案外良かった？」

他の商品じゃあまり盛り上がらない話も、夢グループ商品なら、ムダに盛り上がりますね！

 

【夢グループ】コンサートと僕

これらのコンサート、うちの母と友人たちはすべて行ってきました。

毎回、公演の満足度はかなり高いようです。

終わったあと熱く語り合っているご高齢のご婦人がたの姿も見ました。

特に「夢スター歌謡祭」は、かつて一世を風靡した歌手が一堂に会する、当時からすれば奇跡のような舞台といえましょう。

ヤングにはこのありがたみは分からないでしょうけど、いま自分たちがよく聴いてる、YOASOBI、King Gnu、Vaundy、優里、Official髭男dism などに置き換えてみてくれれば、少しは伝わりますか？
（いや、いまは嗜好は多様化していて流行も一体的でないからかなり違うんだろうけど、まぁ、雰囲気として。 それに第一、ヤングはこんなとこ見ないから、置き換える必要もそもそもないんだけど……）

やっぱり、1つの時代を築いた歌手たち。沈丁花は枯れても芳し、です。

観客を魅了する術すべは知り抜いているのでしょう。

観るまでは期待していなかった人たちも、観たあとは一様に「良かった！」と言っていました。

　
そんな、夢のひとときを与えてくれる夢コンサートに、僕も行ってきたのです。

「いや、キミらも歌うんかいっ！」って思わずツッコんだけど。

そうして届いたコンサートチケット。

中を見て驚いたのは、この送り状自体がチケットになっていること！

最初、「チケット入れ忘れてるーっ！」って叫んでしまった。

それに当日会場に行っても、コンサートを知らせるポスターや張り紙の類いはまったくなし！
本当にコンサートがあるのか不安になるくらいでした。

とことんまで経費削減を追求しているからこそ、多数の歌手が出演する公演を、わりと安価に提供できているんだなぁ、と感心しました。
（チケットは8,000円、6,800円だけでなく極めて安価なものも多数あり）

　
コンサート自体の感想も少しは書いときましょう。

コロッケは2022年の10月でテレビのものまね番組を卒業。
その直後の舞台となるこのコンサートは、テレビではもうそうそうお目にかかれないその芸を、生で観られる願ってもない機会。

だからぜひとも観たい！

　
細川たかしは大昔に「新宿コマ劇場」で1回観て、その歌唱のすばらしさにすっかり魅了されたので、あの感動を再び味わえる願ってもない機会。

だからぜひとも観たい！

僕のこの “二大欲求” がいっぺんに叶うチャンスが、「ふたりのビッグショー」じゃござんせんか！

これは行くでしょ！ 行くさ！ 行け！

コロッケは「これはもうテレビではできないんですけどね」と言いながら、ライブならではの芸をいくつか見せてくれた！

細川たかしは期待をはるかに超える髪型で、期待をはるかに超える歌声を聴かせてくれた！

「夢 石田社長と有里（たぶん石田社長と保科有里のユニット名）」のデュエットソングも良かったですよ！

社長、CMでカラオケ歌うこともありますけど、昔よりかなり上達してると、僭越ながら思うんですよね。

満を持してここで CD（しーでー）を出した、って感じです。

休憩時間には社長みずからが客席やロビーを回って CD（しーでー）などを手売り。

その間、東京に出てきた当時のこと、福島訛りが抜けず笑われたこと、夢や人生のことなどを語って歩きました。 聞けば素直に応援したくなります。

かつての栄光がありながらも、いまはなかなか表現する場がないような往年のスター歌手たちを、あたかも再生工場のように観客の前に送りだす「夢コンサート」。

これは歌手たちの夢に石田社長自身の夢をも託した、まさに「夢コンサート」なのかもしれないな、とそのとき思ったのでした。

なんか分かんないうちにCD買ってましたよ。

石田社長のお話にほだされたところはありますね。

「夢 石田社長と有里（やっぱりたぶんユニット名）」の『夢と…未来へ』

作詞が石田社長で作曲が有里ねえです。

とてもいい歌です。
デュエットのネタが尽きたなぁ、とお悩みの方々に、ぜひレパートリーに加えていただきたい1曲です。

　
社長、中学3年生の時に、歌手にあこがれオーディション番組「スター誕生！」に出演した経験もあるそうです。

その時は即不合格！

以来、歌は封印してきたとのこと。

それでも、いろいろ回り道をしながらも、いまこうして現に歌手になったんですから、すばらしいじゃないですか！

コンサート会場でしか買えない「夢もなか」を、応援の意味もこめて購入。

「コンサート会場限定」「夢もなか　もち入り」

有里「社長～ おいしいんですよねー？」
社長「味にはこだわってませーん」

笑った！

いろいろと、商品の本質的なことにはこだわらない方針のようです。(笑)

とは言っても、商品の販売者にはこだわります。

社長の故郷・福島県福島市のお菓子屋さんを使っています。

コンサートから帰って開けてみました。

ほんと、「心わくわく」しますね～。

菊の御紋の「夢もなか」

こしあんの真ん中に餅と夢が入っています。

どっちかっていうとつぶあんが好きですが、社長が決めたことですから従いますよ。

でも社長は有里ねえに従うから、きっと有里ねえがこしあん好きなんだろうな。

ちょっと温めたら餅がトロッとなってとても美味しかった。

夢をごちそうさま！

1度一緒に写真を撮ってもらったことがあるだけで、「石田社長と僕」などと題するほどの関係はまったくないのが残念です。

この写真をインスタに載せたとき、

終演後、石田社長とツーショット写真を撮ってもらった。やったね！
みんな実物を見ると驚くが、社長、とにかくデカい！ 聞けば190cmあるとかないとか。 ガッシリした体格なので目の前にすると壁みたいな威圧感。 これが本日いちばんの「意外」だったし「収穫」だった。

って書いたんだけど、僕の知り合いとか家族とか、誰も信じないんですわ。

僕がどんなに「社長、デカい！」と力説しても、「いや、CMを観た感じ、大きそうじゃない」「あの顔は大きい人の顔じゃない」「大きい人のしゃべり方じゃない」とかなんとか、失礼にもほどがあるんですよ！

 

ところが去年のある日、こんな記事がネットニュースに載りました。

 

ほら、見てごらんなさい！

「社長もデカい！」って声が上がってるじゃないっすか！

だからデカいんだってば！

大谷家の兄ちゃんを連れてこなきゃ信じてもらえないんですかい！？

石田社長のデカさを語るのにいちいち兄ちゃん連れてくるわけにはいかないんです！

というか、石田社長のデカさを語らなきゃいけない場面なんて、人生でもうないでしょうからいいんですけどね。

◆

最後になりましたが、石田社長と有里ねえのご健康と夢グループのさらなるご繁栄をお祈り申し上げます。

これからも、いい商品（これはあまり期待してないけど）、いいコンサート、いい歌、いい「もなか」を、僕らに届けていってください。

社長にはいつまでも、そのでっかい体ででっかい夢を追い求めていっていただきたいものです。

そして願わくは、僕らにもでっかい夢を見させてください。

ただ、でっかいスキャンダルだけはくれぐれも起こさぬよう。

それでは、また。

夢 バイバイ！