前略
「パーフェクト!」なんて言葉はケイン・コスギ以外はむやみに使うもんじゃないよね!
の館長です。
もっとも、実際はケイン・コスギより山本高広のほうがむやみに使ってるんですけどね……。
「このビールは2度驚く」という「パーフェクトサントリービール」を飲んだら3度驚いた!
「このビールは2度驚く」をキャッチコピーに大々的にプロモーションをしていたので気になっていた「パーフェクトサントリービール」。
先行体験キャンペーンでは2度目の驚きは「???」で隠されていて、体験者が飲んでみて1度目の驚きを覚えてから、「???」をはがしてみて、「糖質0」であることに2度目の驚きを体験する――という寸法だったようです。
僕は発売日に “自腹で” 買って飲んでみたので、買う時点ですでに2度目の驚きが「糖質0」であることは分かっちゃってるわけです。自腹で。
「新」の主張がスゴい。うるさいほどに「新」。
「新」って言えば言うほど、すぐに古くなっちゃうことをご存知か。
飲んでみた。
1度目の驚きは「うまさ」ってことになってる。
実際、飲んだ瞬間は「うまい!」とは感じるけど、これはどのビールを飲んでも同じだ。
すぐに「言うほどうまいか?」って疑問が湧いてくる。
僕にとっては、その疑問が2度目の驚きだった。
つまり、2度目は「それほどでもないこと」に驚いたのだ。
いや、だって、あまりに鳴り物入りの登場だったんだもん。
大仰なキャンペーン張って、タダでバラまきして、「#このビールは2度驚く」とかハッシュタグつけさせて「いったいどんな驚きがあるんだ?」と煽りまくって、あげくがこの程度……。
「拍子抜け」という意味での「驚き」は、確かに凄まじいものがあった。
いえ、まずいとは決して申しません。
今どきまずいビールを作るほうが難しいでしょう。
でもビールですよ? 発泡酒や第3のビールとはわけが違うんです。
糖質0を実現したからって、その立場に甘えてはいられないのです。
この程度なら、僕は第3のビールで十分。っていうか第3のビールのほうがいい。
このビールに関してはネット上を見てもネガティブ意見は見当たりません。
記事を見れば提灯記事ばかり。
ツイートにしても上記バラまきキャンペーンのせいか “提灯ツイート” ばかり。
こんなに否定的意見のない商品って、珍しいと思いましたよ。
その気持ち悪さも手伝って、僕はちょっと美味しく飲めませんでした。
原材料を見てみると、なんと、糖類が入ってるじゃござんせんか!
「糖質0」なのに、糖類??
これが想定外の3度目の驚き!
「糖質」と「糖類」は違うってことは知ってましたが、どう違うのか忘れてたので、改めてその違いを調べると……
「糖類」は「糖質」の中に含まれる、と。
つまり、「糖類0」は「糖質0」ということではないが、「糖質0」といったら「糖類0」ということ、になる。
このビールは「糖質0」なんだから、当然「糖類」もゼロってことだ。
なのに、原材料には「糖類」を使ってるとは、どーゆーこっちゃーーーッ!?
……と思ったけど、他の「糖質0」のビールや発泡酒を見ても、原材料に「糖類」があった。
糖質ゼロの「ビール」である『一番搾り 糖質0』も。
糖質ゼロの「発泡酒」である『淡麗プラチナダブル』も。
だからこのビールがおかしいというわけではなくて、原材料に「糖類」を使っても結果的に「糖質」はゼロとなるのだろう。
なんでか知らんけど、そうなるのだろう。 なんでか知らんけど。
そのへん、今後、半年くらい経っても気になっていたら、お客様相談室あたりに聞こうと思う。
それまでは、「なんでか知らんけど、そうなる」と言い聞かせていくことにします。
いや、一生それでいいんじゃね?
プロフィール
館長と申します。
ホッピーを飲みながら猫をモフっているときが至福の時だと思いますがそういう状況になったことがありません。世知辛い世の中ですね。
こまかい話は下記に。
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